20210221シャオミに再び自動車製造の報道、今までの否定と違う反応
中国スマホ大手の小米(Xiaomi)の株価が2021年2月19日、急騰。時価総額は一時8000億香港ドル(約10兆9010億円)に達した。「自動車製造への進出が確定。ファウンダーの雷軍氏が自ら陣頭指揮を執る」との報道によるもの。この報道に対して、Xiaomiは「ちょっと待って見てみる。今はない」と発表。Xiaomiの自動車製造進出が報じられたのは今回が初めてのことではないが、公式の「ちょっと待って見てみる」という反応は今までに例がなく、注目されている。

Xiaomiは2014年以来、たびたび自動車製造進出が報じられてきた。そのたびに明確に否定してきた。このわずか2ヶ月前、2020年12月には、「小米が自動車製造というすべての言説はフェイクだ」という極めて強い否定を打ち出したばかりだった。

ただし、同じように自動車製造進出がささやかれるファーウェイと違い、Xiaomiの場合は、例えば2020年6月、公式Weiboに自動車のシルエットに「自動車製造? 我々は真面目だ」というテキストが入った写真が投稿されるなど、Xiaomi側の「事故」も多い。

実際、自動車分野への進出に意欲を示しており、現在までに分かっているだけで、完成車メーカーとしては北汽集団、Xpeng、NIOとパートナーシップを締結、スマホやウェアラブルデバイスを通じた連携を進めている。

また、最近ではXpengのCラウンド、コネクテッド新興のPATEOのBラウンドの資金調達にも参加しているが、自動車関連への出資は2012年ごろから確認されており、2014年以降、すでに珍しいことではなくなっている。

今回も、「今はない」と否定しているが、「ちょっと待って見てみる」というのは今までは考えられないほど、極めて意味深だ。背景には、2021年になり、米アップルやバイドゥなどテックが自動車製造・販売を表明していることもありそうだ。

ここ数年の資本市場におけるBEV製造への過度な反応を今回もう一度改めて示した形。米中を中心に、資本市場対策としてBEV製造表明を行うような企業も出てくる可能性がある。資本市場におけるBEV製造に対する高評価も、当然賞味期限がある話で、2021年前半、特にこうした話が相次ぎそうだ。
シャオミに再び自動車製造進出の報道、今までの否定と違う反応