EV航続450km、中国REEVはもはやBEVより大きな電池を搭載
上汽集団の新エネルギー車(NEV)ブランド「智己(IM)」は2025年8月、新型SUV「LS6」を投入した。IMにとってこのLS6はBEV専業からの脱却、レンジエクステンダー(REEV)参入を意味する。しかもそれが搭載するバッテリーの容量は実に66kWh、これは米テスラ「Model 3」のエントリーモデルが搭載するバッテリー62.5kWhを上回る。発電用エンジンを搭載するREEVで、この規模のバッテリーを搭載するのは中国でも初めて。そのため、EV走行による航続距離も450kmを確保、ガソリン満タンでエンジンを発電用に駆使すれば、総合航続1500kmを実現した。足元、REEVの販売が低下、高性能化したBEVに人気が戻りつつあるが、この化け物REEVが中国市場にもたらすものは何なのだろうか?

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