利益100分の1に縮小の広汽集団、AIONでコスパカー連発に疑問
中国国有メーカー広汽集団のオリジナルブランド「埃安(AION)」が怒涛の攻勢をかけている。コンパクトセダンBEV「AION RT」に続き、小型ハッチバックBEV「AION UT」をリリースした。半年で全くの新車二車種を発表して販売開始するというのは、中国でも異例。しかも両方ともコストパフォーマンスの良さを売りとしたもので、中国現地でも一部には爆売れの予感という指摘もある。しかし、広汽集団が今苦境に陥っているのは企業業績の方で。1-9月期の純利益で、2018年には100億元(約2000億円)近くあったのに、2024年は1億元(約20億円)程度と、100分の1近くに縮小している。この苦境にコスパカーは不釣り合いな気もするが。