
中国新興メーカー合衆(HOZON)のブランド「哪吒(NETA)」は2024年9月13日、インドネシア工場でコンパクトSU BEV「NETA X」がラインオフしたと発表した。同工場ではすでに小型SU BEV「NETA V-II」をラインオフしており、それに次ぐ二車種目。NETAはタイの工場も稼働させているが、海外での「NETA X」の生産は初めてのこととなる。NETAでは、これで本格的にインドネシア市場に参入していくきっかけになる、としている。
NETAはタイ、インドネシアのみならず、マレーシアにも工場を整備している。東南アジアを抑え、そこから世界展開していく、という戦略。どちらにしろ、インドネシア工場が稼働し始めたことで、インドネシアに注力していくことは間違いない。同工場における部品等調達の現地化率は44%となっており、今後はこの数値を引き上げ、現地の産業集積にも貢献したい、としている。
年間生産能力3万台のこの工場では、世界最先端の自動化されたシステムが導入され、精鋭生産とスマート製造理念を実現。NETAでは、エコシステム・スマート工場と呼んでいる。リソースの節約、品質と効率の向上に注力した、という。同工場では、インドネシア市場のニーズをいち早くキャッチアップするとともに、納車時間を短縮させ、生産コストを低減させる、という。同時に関連のサプライチェーンや産業チェーンの成長を促進、高品質なスマート電動車を入手しやすくさせる、とした。
中国でNETAは現在、8車種を展開中だが、このうち5車種の海外展開を発表している。2024年末までにはこれを7車種までに引き上げる。左ハンドルもあれば、右ハンドルもあり、BEVもあればREEVもあって、世界各国の市場ニーズにいろいろと合わせられる、と自信を持つ。
タイ、インドネシアにつ次ぎ、今後はマレーシア工場も稼働させるものと思われるが、東南アジア市場の開拓を急ぐ。その勢いをかって、南米、中東、アフリカ市場を攻略。ベストなタイミングで欧州市場を開拓していく、としている。今までは東南アジアの次が欧州だったが、諸環境の変化により、戦略を変えてきているのが分かる。
NETAは海外販売比率50%を掲げる。これは中国勢ではどこも実現していないもの。ただNETAの場合、中国国内販売が不振であり、近い将来月販1万台に満たない低レベルな海外販売比率50%に到達する可能性がある。その時はどのように発表するのか、注目される。
