
ますます競争が激しくなる中国自動車市場の中で、生き残れるメーカーは?と題したレポートに注目が集まっている。日系含む外資も決して安泰、どころか脱落候補だが、当然中国メーカーにも優劣があることを指摘。意外なメーカーが消える可能性も示唆している。
まず、BYD、奇瑞(Chery)、吉利(Geely)、長安、長城は安泰だろうとしている。BYDは新エネルギー車(NEV)メーカーとして確立。Cheryは中国国内でのハイエンド化の失敗や販売台数は稼げていないものの、格安ガソリン車の輸出が好調。Geelyは直系ブランドが相応に好調なことと、ボルボを中心とした派生ブランドに囲まれ、独自の優位性がある、という。
長安にはあまり触れられていないが、立て続けに発表した新ブランドが好調なことに起因すると思われる。長城に関しては、ORAやWEYなど低調ブランドはあるが、ハヴァルや急成長を見せるタンクを背景に、NEVも軌道に乗る可能性を指摘している。
このレポートで興味深いのは、自動車国家隊、国有企業にも触れていることだ。まず、北汽がそもそも登場してこない。極狐(ARCFOX)は徐々に販売台数が伸びてきてはいるものの、国有の中でも泡まつ候補なのだろう。
一方で、一汽は盤石。紅旗が相応の基盤を築いており、屋台骨になっている。上汽と広汽はオリジナルブランドの不振や成長鈍化はあるものの、やはり生き残る可能性が高い、という。一方で東風は厳しい、とする。オリジナルブランドでは嵐図(VOYAH)がある程度販売実績を残しているのみ。
当然、最も脱落しやすいのは新興となる。その中でも蔚来(NIO)、問界(AITO)は問題なし、とする。NIOはバッテリー交換というほぼ唯一無二のソリューションがあり、AITOはファーウェイの盤石さを指摘する。意外なのは理想(Lixiang)について、現在では大き目なSU REEVとしてAITOと差別化できておらず、この分野で二つのメーカーはいらない、とする。
小鵬(Xpeng)、零跑(LEAP)、哪吒(NETA)、及びそれ以下はほぼ論外、とする。Xpengがニッチ市場での活躍により生存可能性がややあるかもしれないが、それ以下は脱落の可能性が高いと指摘している。ちなみに足元、LEAPは相応に好調、NETAは行き詰まりを見せている。
