広汽AION、タイに続きインドネシアでも工場整備、ASEAN加速
広汽集団のBEVブランド、広汽埃安(AION)は2024年4月2日、インドネシアのインドモービルグループと戦略的パートナーシップを締結、東南アジア最大の自動車市場正式参入する。今後はインドネシアにも工場を整備、ASEANではタイ、インドネシアのダブル工場と位置付け、東南アジア市場により多くのBEV選択を提供する、としている。

電動車(EV)とインテリジェント・コネクテッド・ヴィークル(ICV)に関するフルスタックの独立した研究開発方面における技術的な優位性を活かし、今後はグローバル市場での急速な成長を目指す。販売開始から累計販売100万台を最短で実現したスピードも活用していく。

AIONはインドネシア市場において、高品質かつテック感あふれる商品ラインナップを揃え、現地の若者の称賛を得たい考え。その基盤において、インドネシア市場における主導的な地位を勝ち取りたいとしている。

インドネシアは東南アジアで人口最多、最大の自動車販売の市場。ニッケルの産出国でもあり、政府も自動車産業を積極的にサポートしていく構え。この中で、すでにスズキなどグローバルな自動車メーカーと提携しているインドモービルグループとAIONも協業していく。

AIONは、インドモービルグループとの協業で、自動車生産のみならず、販売やファイナンス、エネルギー・エコシステム、モビリティ市場、産業チェーンの上下流などの領域での全面的かつ戦略的な協力に期待しているという。この分野に経験豊富なインドモービルグループを通じて、インドネシアの新エネルギー車産業にも貢献していく。

AIONのグローバル化戦略は今まさに加速中であり、タイのか、マレーシア、シンガポール、カンボジア、ベトナム、フィリピンなどのASEAN各国に進展。タイではAION初となる海外生産拠点を設ける。インドネシアにも生産拠点を設け、このダブル工場により、東南アジアおよび全世界の消費者によりエコ、よりスマート、より高品質なスマートモビリティ生活を提供する、としている。

AIONは足元、2023年の急成長から一服、2024年は中国国内市場で成長鈍化の兆しが見えている。中国市場で減速→海外進出の流れの一つとも考えられるが、広汽集団の戦略的子会社として、攻めのグローバル戦略となるか、注目される。