BYD、値下げしすぎて従来オーナーから苦情殺到、件数過去最多
BYDの一部の車種に対する苦情が急増している。中国自動車苦情受付サイト「車質網」が公表した2024年2月の苦情件数データで明らかになった。苦情理由は引き続き、「PHEVのハイブリッド切り替え」もあるが、今回は「価格の変動」。同月に苦情が急増したのは海洋軍艦シリーズ「駆逐艦05」、生物シリーズ「アザラシ(シール)」、王朝シリーズ「秦PLUS」だが、「駆逐艦05」「秦PLUS」の2車種は2月19日、それぞれ栄耀グレードを設定(「アザラシ」は2月29日)、実質値下げに踏み切っていた。従来オーナーが強く反発した可能性がある。さらにBYDは、上述2車種にとどまらず、同月立て続けに栄耀グレードを設定、BEV、PHEVそれぞれで実質値下げを行っており、3月にはより幅広い車種での苦情件数の急増が予想できる。