BYD仰望U8、ドローン自動離発着、衛星通信、秘境探索を想定
BYDの高級ブランド「仰望」は2024年1月18日、初弾モデルで100万元(約2000万円)を超える超高級フルサイズSU PHEV「U8」のオフロードゲーマー版において、オプションによるDJI製ドローンの車体からの自動離発着機構、衛星通信を活用した双方向インタラクションを正式に発表した。2023年4月の「U8」発表時にも予告されていたが、先日行われたBYDのドリーマーデーで正式発表されたものを仰望として実際に展開した形。

それによればまず、車載ドローンは、U8のルーフに専用の機構を取り付け、ドローンを格納している。停車時に、専用のアプリで「飛行」ボタンを押すだけで、システムは機構内のドローンを点検、屋根が開き、ドローンが飛び出す。ドローンの操縦は車内で行えるほか、ドローン自身が障害物の回避行動も行える。最大時速55km/hとなる。

同時にそのドローンは、8方向、オールラウンドなどのカメラ操作を含め、自動で高度広範囲のカメラ撮影の調整を行う。さらに冒険、ライト、壮大の三つのモードがあり、異なるカメラの動作スタイルを選択できる。撮影が完了すると、自動的にフィルムにレンダリングされ、車内に共有されると同時に、各種ソーシャルネットワークへの投稿も可能になっている。

車両の最新の位置情報に基づき、ドローンは自動で旗艦、機構内に格納される。機構内ではバッテリー交換及び充電が自動で行われ、次回飛行の準備を進める。

衛星通信では、どのキャリアを使用しているのかは不明だが、固定およびモバイルネットワークが不通のエリアで起動する。車内のみならず、自身のスマホデバイスでも使用することができ、車外でも衛星ネットワークを使用できる。双方向音声通話やショートメッセージを活用できる。

「U8」はもともと完全オフロードのシチュエーションであり、中国もまだまだ多い秘境探索ドライブなどがイメージされている。そんな環境であるからこそ、ドローン撮影、そのSNS投稿もオーナーのインスタ映え(中国にはインスタグラムはないが)気分を高揚させる。一方で、そうしたエリアは固定はもちろん、モバイルネットワークも普通のことが多い。そのための衛星通信機能であり、万が一の遭難や、人気のない場所での緊急事態時に、この衛星通信機能が活用されることが想定されている。