Xpeng、DiDiと資本関係で新ブランドMONA(仮)立ち上げ発表
中国新興OEM小鵬(Xpeng)は2023年8月28日、中国ライドシェア最大手の滴滴(DiDi)と戦略的協業を発表、相互の出資も行うという。両者はXpengが立ち上げる新たな自動車ブランドに対して、共同開発を行う。「主にAクラス市場向け」「15万元程度」ということのため、コンパクトセダン/SUVが構想されているようだ。2024年にも量産を開始する。中国新興OEMのブランド多角化は蔚来(NIO)でも検討されてきたが、今回の発表で小鵬(Xpeng)が一歩抜け出したか。

今回の協業コードは「MONA」。DiDiは今回、Xpengに対して初めてそのフルエコシステムを開放してサポート、MONAにスマートコックピット、インテリジェント・ドライブ、シェアリングモビリティなど多角的かつ強力にXpeng新ブランドを支えるという。

両者の長期的な協業を支えるため、Xpengは全体の3.25%に相当する新規株式を発行、DiDi傘下のスマート電動ヴィークルプロジェクトの関連資産や研究開発能力を買収する。一方、DiDiはXpengの戦略株主になる。その出資比率は公表されていないが、DiDiが初期に取得するXpeng株式は24ヶ月売買ができないようロックされる。

DiDiは配車サービスを中核に、各種ライドシェア事業を展開、その一環として独自の自動運転技術を研究開発してきた。また傘下には現在急速にネットワークを拡充する充電事業者を抱えている。Xpengはこうしたリソースを活用、はっきり言ってしまえば、Xpengの新ブランドはDiDiのそうした技術を融合、まずはDiDi配車サービス向けの販売となる可能性がある。

Xpengの何小鵬CEOは、「新ブランドのリリースはシェア拡大はもちろん、インテリジェント・ドライブのさらなる普及や、テクノロジーによる移動の利便性向上を図るもの。両者の協業はより多くの潜在的な領域における双方のブランド及びビジネスバリューを引き上げることになる」と語る。

DiDiの程維CEOは、「DiDiは一貫してシェアリング、電動化、スマート化を推進してきた。Xpengは電動化、スマート化に強みがあり、双方はより多くの領域で協業深化を持続させ、共同で交通や自動車産業の変革を推進していくことになる」とした。