
NIOファウンダーの李斌CEOは以前より、一部のメーカーがNIOと協力して、NIOのバッテリー交換ステーションを共有、そうしたモデルの開発をNIOと共同で行っていく、等と話していた。2023年7月下旬には沈斐高級副総裁も、一部の同業とそうした方向で協議していることを明らかにした。
2023年8月4日、あるユーザーがベンツのJan Madeja氏(写真中央左)が李CEO(写真中央右)とともにNIOのバッテリー交換ステーションを視察、説明を受けている様子の動画を公開した。これに先立つこと2023年5月、ベンツのオラ・ケレニウスCEOが李CEOと会議室で協議している様子の写真も流出していた。
ベンツは2023年8月3日、オラ・ケレニウスCEOの5年間の契約延長を発表、最長2029年5月までのCEO続投となる。これはオラ・ケレニウスCEOによる手腕でのベンツの電動化転換が最も現実的と考えられたことによる、とされる。その秘策の一つがNIOとのバッテリー交換ステーション協業なのかもしれない。
NIOは現在、中国全土に1600ヶ所のバッテリー交換ステーションを展開、少数ながら欧州にも展開しつつあり、2025年には中国全土3000ヶ所、中国以外1000ヶ所、計4000ヶ所を整備する計画。スマートフォンのバッテリーを例にいずれ交換タイプは廃れる、との見方を押しのけ、6年かけてここまできた。
ベンツがNIOのバッテリー交換ステーションを共用しようとすれば、当然ベンツが発表するBEVにNIO技術を注入、共同開発しなければならなくなる。それでも、ベンツがそれ以上にバッテリー交換というエネルギー補給方法に魅力を感じている可能性はある。
独フォルクスワーゲン(VW)は実際、自動運転技術に興味がある、ということで、小鵬(Xpeng)の4.99%株式を取得している。ドイツ勢による中国技術取り組みは今後のトレンドになるかもしれない。ドイツ勢のトレンドに遅れること1年から数年で日本勢が動く、というのが今までの例。
