BYD高級「DENZA」再建後初ブランドデー、D9成果とN7進捗
中国民間OEM最大手のBYDのハイエンドブランド「騰勢(DENZA)」は2023年5月30日、ブランドデーを広東省深圳市で開催した。メルセデスベンツとの合弁から、DENZAがBYDがメインとなって立て直しを行って初めての同デー。BYDの公式WeChatがその内容をまとめた。主に再建後初弾の中大型MPV「D9」の成果と、第二弾のSUV「N7」のさらなる詳細内容のシェア。また、2023年中に世界展開を始めるともした。

DENZA自身の歴史はすでに13年となる。鳴かず飛ばずで合弁及びブランド解消の危機にあったが、BYDが再建に踏み切り1年。もともと五分五分だった出資比率は現在までにBYD9割、ベンツ1割であり、ベンツ撤退も十分にあり得る状況。同ブランドの趙長江首席共創官は「この1年は再生初年度であり、ユーザーストーリーの最も多い1年となった」とした。

それによれば「D9」は現在までに8万人以上のユーザーの賞賛と選択を得ている、とした。数ヶ月連続で月販1万台を突破している、ともした。ただし2023年4月現在、実売はまだ1万台を超えたことはない。それでも今回の発表によれば、その平均単価42万元で、ほぼ同価格帯の広汽トヨタ「シエナ」に月販で上回り始めているのは事実。DENZA復活を十分に印象付けることとなった。

現在までにDENZAは中国全土88都市に209店舗の販売店を設け、これを2023年末までにカバー都市150都市以上に拡大する。また2023年、順次アジア・太平洋、香港・マカオ、欧州市場への進出を進め、グローバルのユーザーに新たなラグジュアリー・サービス・エクスペリエンスを提供するとした。

インテリジェント・ラグジュアリー・シューティングSUVと位置付けた「N7」には、1人使用による運転の楽しみ、2人使用によるとろけるような甘さ、3人使用による安心、4人使用による楽しみ、5人使用による快適さを実現、BYDが開発した独自BCM「雲輦」のA、いわゆるインテリジェント・エア・車体制御システムを初めて搭載する。

「N7」に関しても膨大なユーザーの声を吸い上げ、スマホ無線充電の位置、トランク空間、リアランプカバーの色まで調整した、とし、15分充電で350km走行可能な世界初のデュアルソケットスーパー充電技術を搭載、現在までにSOP(量産)段階に達している、とした。