WM、ファーウェイを押さえて広東民間No.1企業と連携で再起?
中国新興OEMの威馬(WM)は、広東省深圳市を拠点とする金属や素材など中心のコングロマリット正威集団(AMER)と合弁会社を設立したことが明らかになった。資金繰りに苦しむWMに対して、AMERが5億元(約95億円)を融資するなどの動きも見られ、両者の結び付きは強まっている。

ファーウェイを押さえ、事業規模では広東省民間No.1、中国全体でも五指に入るAMERが実質的にはWMを飲み込み、自動車製造業への進出を図る可能性も考えられる。どちらにしろ頼れるパートナーを獲得したWMとは違い、同じく新興の天際(ENOVATE)の苦戦が改めて報じられており、中国で泡沫新興の生き残りをかけた戦いが進められている。