
まず、王朝シリーズの「宋」。SU EV「PLUS」「Pro」、MP EV「MAX」、SU PHEV「DM」のラインナップを揃える、BYD最大の売れ筋モデルとなっている。2022年、これらすべてのシリーズ販売台数は実に47.9万台に達し、2023年も30万台販売は確実。15.48~21.88万元の価格で、もはや中国定番のファミリーカーとなっている。
次いでセダンEVとPHEVの「秦PLUS」。BYDの中でも古参モデルに位置付けられる。このコンパクトセダンでは、日本人になじみ深い東風日産「シルフィー」が王者(VW「ラヴィーダ」とともに)として君臨するセグメントとして知られるが、2022年、これに肉薄できるかどうか注目されていたものの、そこまでは伸びなかった。2023年、モデルチェンジを行い、販売予測は20万台越え。
次に海洋生物シリーズの「イルカ」。2021年11月に発売開始以来、着実に売れた。ただし、当初は9.38~12.18万元だったが、2022年末に2023年グレードの発表を機に1.3万~1.5万元値上げ。サイズとしては小型ながら、価格帯としてはコンパクトに突入した。2022年通年では20.5万台を販売、2023年も20万台以上は固い、とされている。
そして「元」。もともとは小型SUVとしてリリースされたが、「PLUS」となってコンパクトSUVになった。「宋」よりも低めの価格帯でスペックも低くうまく棲み分けしている。中国では2022年2月から発売開始、16万台を販売した。2023年も10万台は固い。また、「元PLUS」が日本で発売される「ATTO 3」の中国名称である。
唯一BYD以外から、広汽集団の埃安(AION)、「AION Y」がランクイン。最近やはり3~5万元値上げしたが、2022年は10万台近くを販売、2023年も同程度と予想されている。
