「中国勢の北米市場参入という夢はNIOに託す」も険しい道のり
中国新興OEM大手の蔚来(NIO)が米国で人材採用の攻勢に乗り出している。米国の車製造や販売に関わる各州別の関連規制を熟知しており、プロジェクト経験が豊富な人材、ということで、おそらく米国における製造工場建設や販売を計画していると考えられる。しかし米中摩擦が激しさを増す中、すべてが順調にいっても数年、2025年までに実現するのは難しいだろう、という指摘もある。背景には米中摩擦の他、今まで何度も北米市場参入の夢を追いかけてきた中国勢のあまたの挫折、またNIO自身の製品的魅力などがある、という。