ゼロコロナ政策による不景気が本格到来? 中国で車の買い渋りも
越境EC業界に勤める劉菲さんは、子供が生まれ、2022年の今年、車を購入することを計画。30万元前後の予算で、室内空間が大きく、安全で、好きなブランドを見回って。しかし4月、彼女は無期限に自動車購入計画を棚上げにする決断を下した。新型コロナウイルスのまん延とゼロコロナ政策により、中国最大の輸出入基地である上海が封鎖され、業界及び勤める会社の雲行きが怪しくなったためで、車はもちろん、服も買わず、財布の紐をきつく縛り、子育てに専念する、という。これは中国現地メディアが報じたものだが、ゼロコロナ政策による景気低迷、それに伴う買い渋りを象徴するストーリーが紙面に載るのは中国では異例だ。現状はそれほど厳しい、ということか。