危機中の恒大EV「恒馳」、初の量販車ラインオフ、売れるのか?
デフォルト危機に陥ってはや半年、逆に言えばなかなかデフォルトにならない中国大手デベロッパー恒大集団(Evergrande Group)傘下のOEM恒馳(HENGCHI)は2022年1月12日、公式Weiboで初の量産・量販車「恒馳5」が天津工場でラインオフしたと発表した。計画よりも12日早いもので、「量産に向けた極めて大きな一歩」だとした。すでに恒大集団そのものが今後EVメーカーを目指すと宣言している中で、「恒馳5」の量産は極めて重要だが、問題は売れるかどうか。中国でもイメージが急激悪化している恒大集団傘下の車を好んで買う中国消費者はいるのか、疑問は残る。