中国2016年~2020年のBEV平均電費、バッテリーエネ密度推移
工業・情報化部(工信部)は先日、「2021年中国自動車産業発展年報」を発表、その中で、中国における2012年~2020年新車販売でのBEV平均電費、BEVの乗用車とバスの単体・システムそれぞれのエネルギー密度の推移のデータが掲載されている。

電費はここ数年急激に下がり続けている。背景にはバッテリー性能や効率の向上などがあるとみられる。仮に1kWh0.8元とすると、100km走行するのに16元ほどしかかからない。同じ距離をICEで走行した場合、中国最新の平均燃費をもとに、ガソリン価格を7元として考えると、40元ほどかかることから考えて、単純なコストとしては倍以上の開きがあることになる。

これらは、BEVバッテリーやシステムのエネルギー密度の上昇や、全体的な効率向上と相関していることがよく分かるデータとなっている。