中国2016年~2020年まで新車販売平均燃費、BEV平均航続距離
工業・情報化部(工信部)は先日、「2021年中国自動車産業発展年報」を発表、その中で、中国における2012年~2020年新車販売での平均燃費、BEV平均航続距離、BEV平均総電力量の推移のデータが掲載されている。

平均燃費はNEVが加味されたもので、NEVを加えなかったものと比べ、10%以上低減しており、中国における平均燃費の押し下げ要因としてのNEVの存在の大きさが分かる。

燃費について、中国ではL/kmで記載されるが、最新の2019年平均燃費はリッター換算で18km弱となり、これは日本の平成23年度(2011年度)相当となる。急激に進むNEV化を加味しても、日本とは10年近い差があり、日本の燃費の優秀性が際立つデータ。

BEV航続距離では、WCベースの乗用車は2018年まで低減、その後急激に伸長している。2019年にバッテリーに関する何らかのイノベーションがあった可能性が示唆される。