中国「動力電池回収・利用」関連企業1.5万社、2021年以降急増
2021年3月の中国の国会、両会(中華人民共和国全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)における政府活動報告で初めて明記された「動力バッテリーの回収と再利用」。2021年7月1日付で発表された「“十四五(第14次五ヶ年計画(2021~2025年))”循環経済発展計画」でも明記され、今や中国自動車業界で最もホットな話題になっている。現在までに中国には1.5万社の関連企業が存在するが、そのうちの半分以上となる9433社が2021年1~6月までに新規登記されたもの。この新規登記者数は2020年通年の4倍に近い。急速に「動力バッテリーの回収と再利用」関連企業が増えていることが分かるが、地域分布をみると、山東省が最も多く1750社、次いで河南省が1336社、江蘇省が1298社、こうしたランキングではなかなか登場しない海南省がそれに次いで1153社などとなっており、比較的特異な地域分布をなしているのも特徴。