
アリババ系の車載システム斑馬智行(Banma)は2021年7月8日、2021年7月7日から10日まで上海市で開催される世界AIカンファレンスのアリクラウドフォーラムで、正式に「天瀑」AIプラットフォームを発表、初めて車載AIに関する進展が披露された。「天瀑」AIプラットフォームは、アリババグループのシンクタンク部門である達摩院(The Academy for Discovery, Adventure, Momentum and Outlook,Alibaba DAMO Academy)、アリババグループ共通AIアシスタント・スピーカー「天猫精霊(T-mall Genie)」、そしてBanmaが共同で研究開発したもの。
「天瀑」AIプラットフォームは、沈み込むようなAIによるインタラクション、AI感知、AIシチュエーション化サービス能力で、高効率の自動化されたフロー、オンラインによる持続的な自己学習による成長と臨機応変なアウトプットを実現した、という。
この「天瀑」AIプラットフォームについて、深い協業関係にある上汽集団が自主乗用車ブランドの「栄威(ROEWE)」が2021年10~12月に発売開始を予定している、4月の上海モーターショーで発表した「鯨」から採用される見通し。今後ROEWEのみならず、上汽GM五菱のブランド「宝駿(Baojun)」などブランドにも採用される予定だという。
上汽集団は先日、董事長自ら、ファーウェイなど第三者機関との協業を否定していたが、結局一応の第三者であるBanmaを採用することに対して、中国現地でも疑問の声が上がっていたが、もともとBanmaは上汽集団も出資したことがあり、切っても切れない中になっていて、上汽集団としては、Banmaを「第三者」ととらえていないこともはっきりとした形。
Banmaの王愷副総裁は、「中国で最も早くから自動車のインテリジェント化に注力してきた企業として、現在までに100万台のインテリジェント・ヴィークル、5年前後の磨き上げによって、アルゴリズム、技術、信頼できる能力でトップクラスの車載AI製品を創出した」と語る。
今回、過去一年、Banmaが打ち出した独自AIスピーカー「小跟斑」をリリース後、以前までのBanmaシステムよりもユーザーのアクティブ率が倍増、サービス提供回数は14倍となり、現在までに28ブランド70以上のモデル、300万台の車に対し、「T-mall Genie」との相互連携を行い、3億件のIoTデバイスとの連携を実現しているという。
