中国のNEV生産能力、将来計画含め年間3500万台以上との試算
中国の自動車情報を配信する現地ウェブメディア「中国汽車工業情報網」は2021年6月21日、中国は現在、全土に173ヶ所の新エネルギー乗用車(NEV)の生産基地があり、そのうち、10社以上のOEMが展開しているのは江蘇省、浙江省、広東省、湖北省の四つの省で、全体の43.1%を占めると報じた。「生産能力過剰の趨勢」とした。記事中では触れられていないが、記事中に記載されている省別の生産能力を合算した結果、中国全土の将来計画を含めた生産能力は実に3500万台以上になる。30前後の省で、平均100万台の生産能力を有する。ちなみに、2020年の中国NEV販売台数は130万台、2021年は200万台を超える、と騒がれているが、生産能力との格差は極めて大きい。2025年に500万台、2035年に1500~2000万台としても、今後のさらなる拡張も考えると、NEVにおいても生産能力過剰に中国は突き進みそうだ。