中国勢が「ハイブリッド化」加速、PHEVとエコカー、35年比率
中国民間OEM大手のBYDが開発した新技術「DM-i」搭載車の販売が好調、長安汽車もPHEVの新技術「藍鯨(BLUE CORE)iDDハイブリッドシステム」を発表しており、奇瑞汽車(Chery)もハイブリッド専用トランスミッション「DHT」を発表するなど、中国勢のハイブリッド化が急激に進んでいる。ハイブリッドと言っても高度なエンジン技術を有するHEVではなく、レンジエクステンダーを含むPHEVに舵を切ったように感じられるが、2023年からは上海市でPHEVが非NEV化する方向性や、2020年10月に発表された「省エネ・NEV技術ロードマップ2.0」における「エコカー」の定義(2035年に4.1Lで100km走行=24.39km/L以下)、新車販売比率は2035年にNEV50%、エコカー50%の数値目標など、中国市場を考える上で重要な要素となる。今回BEV、PHEV、HEVの諸要素を分類化した。