中国における景況感調査(インターネット調査、2020年2月)01
インサイツは、中国消費者の自社インターネットパネルを活用して、中国における景況感調査を定期的に実施しています(原則:毎年2月と8月)。今回が3回目の調査となります。

もともと本調査は、米中摩擦の激化に伴い、景気減退が懸念されているとされる中国に対して、中国の一般消費者や勤め人がどのような実感を得ているのか確認するものとして設計され、実施していました。

今までの2回の調査からは、いかに米中摩擦が激化しても、基本的には中国消費者はそこまでは深刻に景気後退をとらえていない状況が浮き彫りになりました。

今回3回目の調査実施に際して、最大の変数として、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスのまん延が挙げられます。意図したわけではありませんが、この定点の中国景況感調査では、奇しくも新型コロナウイルスのまん延前後で中国消費者の実感を観察できることになりました。
中国における景況感調査(インターネット調査、2020年2月)03
今回の結果は、新型コロナウイルスのまん延が、中国消費者の心理に極めて大きな影響を与えており、相当悲観的な態度をとるようになってきていることが明らかになっています。

DI値は原則としてすべてマイナスに振れ、あたかも本調査の設計で参考にした、日本における景況感調査(日銀が実施・発表)の結果に近い結果が中国でも出たような形になっています。

いつもは比較的楽観的な中国消費者も、今回の新型コロナウイルスのまん延を極めて深刻にとらえている、ということができそうです。

次回調査は2020年8月を予定しています。新型コロナウイルスのまん延も終息していると考えられる時期に、どのような結果が出るか、注視していく必要があります。

当サイトでは、本ページでも使用している画像などで構成された、インサイツが制作した今回の調査の簡易レポートを無料配布しています。簡易レポートの送信をご希望の方は、こちらのお問い合わせ先よりお問い合わせください。
中国における景況感調査(インターネット調査、2020年2月)02